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2012-03-27

Arch linuxでAURとABSを使う方法

Arch linuxでscreenshotを取るためのshutterってAURパッケージのアプリケーションが使用したかったために、
AURとABSの使い方をまとめておく

AURとABSとはなにか?
AUR:[arch user repository]コミュニティにより、Arch linuxのためのPKGBUILD形式でパッケージが配布されている。mozcとかもある。
ABS:[arch build system]ビルドを管理するためのシステム,PKGBUILDが入ったABS treeを作る。

AURとABSの使い方。

1.ABSのインストール、設定
パッケージのabsとbase-develをpacmanでインストールし、
次にabs.confを設定、REPOSの!を外す。
そしてabsコマンドを打つと、abs treeが作成される。

pacman -S abs base-devel
vim /etc/abs.conf##編集
REPOS=(core extra community testing etc)#<-!を全てはずす
abs #<-absツリーが/var/absにできる

2.AURからパッケージのインストール

パッケージをインストールするにはAURをサイトから検索する、(このサイトはarch linuxの公式サイトからいける)
欲しいパッケージを見つけたらsourceではなく、PKGBUILDのURLをwgetする。

wget https://aur.archlinux.org/packages/sh/shutter/PKGBUILD

ちなみに検索をしなくても/packages/sh/shutter/PKGBUILDの部分が他のパッケージも共通で
mozcなら/packages/mo/mozc/PKGBUILDって風に/先頭2文字/パッケージ名/になってるっぽい。

PKGBUILDを入手したらば、必要に合わせて編集。
makepkg -s ##引数はいらない、PKGBUILDが読み込まれる.
#perl-gtk2-imageviewがない
    wget https://aur.archlinux.org/packages/pe/perl-gtk2-imageview/PKGBUILD
    makepkg -s
    sudo pacman -U perl-gtk2-imageview*.pkg.tar.xz #makepkgで*pkg.tar.xzができてpacman -U でインストールできる
#perl-gtk2-unique
    wget https://aur.archlinux.org/packages/pe/perl-gtk2-unique/PKGBUILD
    makepkg -s
    pacman -U *.pkg.tar.xz
#perl-proc-simple
    wget https://aur.archlinux.org/packages/pe/perl-proc-simple/PKGBUILD
    makepkg -s
    pacman -U *.pkg.tar.xz
#省略
# shutter の PKGBUILDがあるフォルダ
makepkg -s
sudo pacman -U *.pkg.tar.xz

これで、AURからインストールすることができる。

補足としてのmakepkgコマンド
makepkg -c #clean のことで、複数ファイルのビルド、アップデート、などで使える。廃
止されたファイルなどを新しいビルドにしてくれる。

makepkg -s #もし依存関係が求められるとしたら、失敗をする前に警告をしてくれる。

makepkg -i #pacman -Uまでやってくれる。

参考リンク

Arch wiki::Arch Build System
Arch wiki::Arch User Repository
Arch linux::AUR
Archwiki::makepkg



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